-奈良県葛城市N様邸の現場レポート-
奈良で着工している長期優良住宅の施工現場をレポート!
今回の現場は、中将姫の伝説で有名な當麻寺の近くです。
お客様は外国の方で、最初にお目にかかったのは、2009年の5月でしたから、ちょうど2年がかりの計画になります。
日本には年に一度くらいしかお越しにならないので、打ち合わせのほとんどはメールでのやり取りでした。もちろん着工した現在もメールで打ち合わせしながら進んでいます。
木工事 ~ 外壁工事完了
2011年12月26日(月)
外観は、全体を白ベースに、アクセントカラーは、スイスで選び抜いたお好みの色を再現してみました。ご主人の手づくりのステンレス製手摺が渋い光沢を放ちます。
この繊細なラインによる室内からの開放感は次回のお楽しみです。
この繊細なラインによる室内からの開放感は次回のお楽しみです。
外部も仕上がり、いよいよ木工事も大詰めです。画像は、ホールからロフト昇降用のハシゴユニットと、吹抜けの化粧梁、2階ダイニングです。
バルコニー手摺 ~ 外壁工事開始
2011年12月2日(金)
今回の来日は、ご主人の手による手摺の取り付け作業がメインですが、仕上げの工程に入る前にキッチンをはじめ設備や内装・外装の最終決定をすることも大事な目的の一つです。
短い滞在期間を最大限有効に使えるよう、スケジュールを綿密に打ち合わせしましたが、いつもの生活スタイルの違う日本の設備や仕様は、なかなか納得を得るには資料も少なく、ご不便をおかけすることばかりでした。
短い滞在期間を最大限有効に使えるよう、スケジュールを綿密に打ち合わせしましたが、いつもの生活スタイルの違う日本の設備や仕様は、なかなか納得を得るには資料も少なく、ご不便をおかけすることばかりでした。
それでも、出来るだけ日本での生活をイメージして頂きながら、電気や給排水の最終打ち合わせまで出来たのは幸いでした。画像は、その打ち合わせ風景ですが、ご主人のドイツ語が日本語に聞こえてくるから不思議ですね・・・・実は、ご主人の日本語がとても上達したというのが本当のところです(汗;;)
手摺の取付けが完了し、ようやく外壁の仕上げに入っていきます。アスファルトフェルトの上にメタルラスを張り、モルタルで化粧下地を作ります。そろそろ寒くなってきましたが、下地の乾燥具合をみながら、仕上げを行いますが、平行して建物本体の壁面は、化粧サイディングの仕上げにかかっています。
屋根工事 ~ 防水工事
2011年7月25日(月)
上棟が終わると、屋根工事とFRP防水ほか、外部からの雨水の浸入を防ぐための工事を行います。
屋根下地には、ゴムアスルーフィング、外壁廻りはデュポンタイベックシート(透湿防水シート)で防水、特に西面には西日の日射熱対策として、タイベックシルバーを施工します。
屋根下地には、ゴムアスルーフィング、外壁廻りはデュポンタイベックシート(透湿防水シート)で防水、特に西面には西日の日射熱対策として、タイベックシルバーを施工します。
野地(屋根下地)作業
2011年7月11日(月)
野地のタルキは、2×6材(38×140㎜)の大きな材料を使用します。これは、ウレタンパネル105㎜の上に通気層と遮熱層(合計35㎜)を兼ねたFP遮断パネルを施工するのに適しているためでもあります。
上棟作業
2011年7月9日(土)
従来、木造軸組み工法の性能を左右する最大のウィークポイントは、柱と梁との接合部と言われてますが、安定した品質の集成材と高精度・高強度を誇る金物工法の組み合わせにより、構造の柱・梁・土台をばらつきなく確実にしっかり接合します。
これにより、バランスの良い接合部を保つ剛構造で、木造建築の耐震性や耐久性を格段にレベルアップすることが出来るのです。
これにより、バランスの良い接合部を保つ剛構造で、木造建築の耐震性や耐久性を格段にレベルアップすることが出来るのです。
2階床部の下地では、水平耐力を増すために28㎜合板の接続部だけでなく、田の字になるよう910㎜間隔につなぎ梁を設けます。
今回のバルコニーは、アール(曲線)に仕上げるため、プレカットの加工も様々な工夫がされています。
今回のバルコニーは、アール(曲線)に仕上げるため、プレカットの加工も様々な工夫がされています。
高所作業を行う大工方の安全を考える意味でも、2階床下地やロフト床下地の28㎜合板は、安全性と作業性を高めています。
土台敷き~基礎立上り
2011年7月1日(金)
ベースコンクリートの上に墨出しを行い、立ち上がりの型枠位置を決め、配管用の開口やアンカーボルトをセットしながら、立上りの型枠を取り付けていきます。
基礎幅は、150㎜です。
基礎幅は、150㎜です。
画像の白い箱は、万一の際の基礎点検口で材質は発泡ポリスチレンです。FPの家のような断熱気密区画の浴室には必需品の点検口です。
基礎が完成すると、型枠を外した後、玄関と浴室部分をスタイロフォーム(発泡ポリスチレンフォーム)で断熱施工を行います。これらは、主に基礎下や立上り部分からの熱の出入りを防ぐための工事です。
基礎が完成すると、アンカーボルトの配置や基礎レベルを確認し、土台の墨出しを行います。同時に木材等の搬入と土台敷きや上棟の準備に入ります。
金物工法の場合、予め土台や梁・桁に金物がセットされているため、トラックには在来工法の半分くらいの量しか載りません。
金物工法の場合、予め土台や梁・桁に金物がセットされているため、トラックには在来工法の半分くらいの量しか載りません。
画像の基礎コーナーに黒い大き目の金物が、在来工法でよく見かけるホールダウン金物に相当する金物です。
基礎立上りの型枠を組む際に金色の太目の専用アンカーボルトの上部に固定され、地震力の30knの引っ張り力に抵抗してくれる頼もしい金物です。
基礎立上りの型枠を組む際に金色の太目の専用アンカーボルトの上部に固定され、地震力の30knの引っ張り力に抵抗してくれる頼もしい金物です。
土台同士も2×4工法のように端部をアンカーボルトで固定するだけでなく、プレート金物とドリフトピンにより固定され、一体になります。
土台と鉄筋コンクリートの間には、ネコ土台工法と呼ばれる「キソパッキンロング」(現在の経済産業省の重要技術開発テーマの指定を受けた、半永久的物性を持った部材)が敷かれ、その上に土台を固定すると、上棟準備万全です。
土台と鉄筋コンクリートの間には、ネコ土台工法と呼ばれる「キソパッキンロング」(現在の経済産業省の重要技術開発テーマの指定を受けた、半永久的物性を持った部材)が敷かれ、その上に土台を固定すると、上棟準備万全です。
柱状改良~ベースコンクリート打設
2011年6月25日(土)
今回、奈良県の長期優良住宅の認定と、国土交通省の補助金交付決定通知を待って、ようやく着工の運びとなりました。
長期優良住宅の認定を受けることにより、固定資産税や登録免許税の軽減を受けることが出来るだけでなく、現金で建築される方も借入をされる方も支払った所得税から、控除を受けることが出来る等の他、フラット35Sの利用時に金利優遇など、数々の恩恵を受けることが出来ます。
長期優良住宅の認定を受けることにより、固定資産税や登録免許税の軽減を受けることが出来るだけでなく、現金で建築される方も借入をされる方も支払った所得税から、控除を受けることが出来る等の他、フラット35Sの利用時に金利優遇など、数々の恩恵を受けることが出来ます。
地盤調査は昨年に行い、軟弱地盤であったため、約3mの柱状改良を行うことになりました。
現場に設置されたプラントにより、セメント系固化材と水を混ぜて、スラリー状(どろどろのお粥さん状態)を注入しながら、地中に直径600㎜のセメントコラム(石の柱)をつくるというものです。
現場に設置されたプラントにより、セメント系固化材と水を混ぜて、スラリー状(どろどろのお粥さん状態)を注入しながら、地中に直径600㎜のセメントコラム(石の柱)をつくるというものです。
地盤改良が終わると、基礎工事の鋤取を開始しますが、改良杭の天端から60㎜下がりで掘削を行い、クラッシャーを敷き均し、ランマーで転圧し、その上に防湿シートを敷き、下地(保護)コンクリートを打設します。
これは、防湿シートを保護するだけでなく、鉄筋を加工組み立てる時の作業性や精度を格段に高めます。
これは、防湿シートを保護するだけでなく、鉄筋を加工組み立てる時の作業性や精度を格段に高めます。
鉄筋加工と組立てが終わると、ベースコンクリート打設前に配筋自主検査と、外部検査を実施し、第三者機関の評価も頂きます。
ベースコンクリートの厚みは、170㎜で、24-15-20(呼び強度24N/mm2、スランプ15cm、骨材20㎜)の配合のコンクリートです。
スランプテストの他、塩分濃度と空気量等を測り、6本のテストピース(試験体)を採取して、後日破壊試験を行い、強度を確認します。
スランプテストの他、塩分濃度と空気量等を測り、6本のテストピース(試験体)を採取して、後日破壊試験を行い、強度を確認します。












