奈良ならNARAの最近のブログ記事

①遷都君0502_33.jpg春に事務所を移転してから、奈良公園のほうに行くこともなくなったのですが、先日久しぶりに近くに行く用事が出来たので、前から行きたかった「大遣唐使展」に行ってきました。

日曜日ということもあり、近鉄電車で行ったのですが、途中、西大寺を過ぎると、平城宮跡の辺りや大極殿の周りに集まった凄い数の人にビックリ! 観光バスの数も大変なものでした。

恐らく、上海万博にも負けてない人出ではなかったでしょうか・・・。

①朱雀門0502_01.jpg ①大遣唐使展0502_24.jpg

展覧会の会場は、電車の混雑に比べると比較的空いていて、正倉院展のような混雑もなくゆっくりと観ることができました。そして、中に入ると、暗い屋内に海を連想させるような青いライトが床を照らし、とても雰囲気が出ていました。

 

 

展示品も鏡の上に置かれて裏側も見えるものや、文書は訳や解説が添えられていたりと、とても観やすく思っていたよりたくさんの展示されていたのには驚きました。

 

絵巻や焼き物、文献、瓦など色々な種類の物が展示されていましたが、一番目を惹いたのはやはり仏像でした。大遣唐使展のメインにも掲げられている「観音菩薩立像」と「聖観音菩薩立像」はもちろん、金色の「菩薩半跏像」や「十一面観音像」、「如来三尊像」など、その美しさや気品と迫力に感嘆しました。

 

 

装飾の細部や指先まで細かく造られたものや、表情や格好が抽象的で可愛らしく思えるもの、顔も目が細く柔和なものや鼻が高くインド人顔のものなど、どれも個性的で、腕などが欠けているものが多かったですが、逆に歴史を感じて魅力的に感じました。

②大極殿0502_29.jpg大きい仏像よりも手の平に乗るような小さな仏像が多く、遠路を船で渡るにあたっての持ち運びしやすい大きさの物だったのかもしれません。

 

 

また、目玉のひとつでもある「吉備大臣入唐絵巻」は、ストーリーと解説が添えられて、絵の動きが分かりやすく、まさかファンタジーな内容だとは思ってなかったので、安倍仲麻呂の鬼が出て来るのには驚きました。

 

①猿沢池0502_06.jpg

笑われるかもしれませんが、驚いた理由は実はもう一つありました。

それは、NHKで4月に放映された「大仏開眼」をご覧になった方もいらっしゃると思いますが、その古代史ドラマの中で、藤原仲麻呂を演じた俳優の高橋克典さんが今回の展覧会の音声ガイド(有料:500円)のナレーションをされており、まさに私が耳につけて聞いていたからです。


ドラマの中で、吉岡秀隆さんが演じた吉備真備が、唐からいろんな物を日本に持ち帰るために体にくくりつけるシーンが蘇ってくるようでした。


「命をかけても 伝えたかった・・・・」のキャッチが頷ける満足の展覧会でした。

 

 

奈良県では、来年の平城遷都1300年が静かなブームのこの頃ですが、話題のキャラクターは、「せんとくん」や「マントくん」だけではありません。

長屋くん左近くん(奈良新聞).jpg

「長屋くん、左近くん」

先日の奈良新聞にも紹介されていましたが、平群町では、来年の「へぐり時代祭り」にむけて平群町のイメージキャラクターが完成、写真は町長から特別住民票が付与されるところです。

長屋くん(写真右)は、奈良時代初めの左大臣で、平群町梨本にお墓があるため、左近くん(写真左)は、現在NHKの大河ドラマに登場する石田三成の名参謀、右腕と言われた武将嶋左近が、平群出身だからということのようです。

石田三成と言えば、「ひこにゃん」で話題の滋賀県彦根市ですが、ひこにゃんは、彦根藩二代藩主の井伊直孝公を手招きして雷雨から救った招き猫がモデルなんだとか。 そして、この5月から近江鉄道では、「石田三成と島左近」をモチーフにしたゆるキャラをあしらった「いしだみつにゃん&しまさこにゃん号」の運行を始めたそうです。彦根城築城400年祭が終わっても井伊直弼と開国150年祭が来年3月まで・・・・滋賀県は元気ですね。

私もたまに滋賀県にお邪魔しますが、さすが日本で沖縄県と滋賀県だけが2025年まで人口が増え続けるというデータがあるくらい活気を感じます。

 奈良には他にも葛城市当麻寺の練り供養で有名な中将姫をイメージしたマスコットキャラクターも出来て、愛称の募集には国内だけでなくドイツからも寄せられたと聞きました。その結果、「蓮花(れんか)ちゃん」と決まりましたが、なかなか可愛いですよ。この中将姫伝説の当麻寺練り供養は、毎年5月14日に行われる伝統行事ですが、金色に輝くお面の二十五菩薩が本堂(西方極楽浄土)から中将姫を迎えに来て、極楽の本堂に姫を連れて戻る様は、見事な儀式です。まだ一度もご覧になってない方は、是非来年お越しください。

FP奈良イベント05.jpg『FP坊やとパネルマン』

ところで、私どもの「FPの家」にも自慢出来るイメージキャラクターがあるんですよ。そして、各地でイベントがある時、写真のゆるキャラが登場することもあるんです。

写真は、数年前に奈良の支部メンバーでイベントに参加した時のものですが、会場の外を歩くと子供たちがたくさん集まってきて、インスタントカメラで記念写真。私の記憶では、100枚以上は撮ってプレゼントしたと思います。

もしその時、会場にお越しの方で、今もお手元に写真をお持ちの方には、何かプレゼントしたいですね。

・・・・家の営業はしませんので、どうかご安心ください。

これから、エコや環境、省エネをテーマにしたイベントで見かけることがあるかもしれません。その時は、気軽に声をかけてください。何かいいことがあるかもしれませんよ。

ハートフルベンダー私どもの事務所は、近鉄奈良駅から北に歩いて3分のところにあります。
駅から南方向の東向き商店街や奈良公園方面では、春の行楽シーズンのこの時期、平日でもTDL並みの賑わいですが、こちらは同じ商店街でも通行人は地元の方や官公庁関係の方(県庁、裁判所、検察庁)、NHKとか学校関係の方、それに女子大生の多い街です。
(余談ですが、奈良県の方でもご存じない方が多いようですが、奈良県には四年制大学・大学院大学が12校あるんです。)

話がそれてしまいそうですが、事務所の近くに国立の奈良女子大学があるのですが、ここに先日国立大学では全国で初めて、「ハートフルベンダー」が設置されました。
ハートフルベンダー?まだ耳慣れない名前ですが、簡単に言うと募金が出来る自動販売機ということになるんでしょうか。

ハートフルベンダー写真は、実際に校内に設置されたもので、ジュースやお茶のサンプルの横に10円と100円のボタンがあり、押した回数分だけ募金が出来る仕組みです。
例えば、120円のジュースを買うのに150円入れて、ジュースを買った後、10円ボタンを2回押すと、20円募金され10円がつり銭として出てくる訳です。(勿論、募金だけでも出来るし、募金無しでジュースを購入することも出来ます。)

正確には、「赤い羽根共同募金」へ募金ができる自動販売機と言われるようですが、特徴は他にもあります。
飲み物を購入してお釣りから差し引かれて募金されるだけでなく、商品が売れるごとに協賛各社が寄付を行うようです。さらに環境問題にも貢献できるよう複数の飲料会社の商品を共同配送することで消費電力や運送燃料消費を削減させることが出来るんだそうです。
ちなみに日本には現在260万台の自販機が設置されており、そこで消費される電力は100万kw(原子力発電所1基分)というから驚きです。

ハートフルベンダーもう一つ、自販機の設置場所は、AEDの設置環境と非常に合致しているため、このハートフルベンダーの機械内に設置できるよう正面にスペースが確保されているのが凄いところです。非常時に戸惑うことのない日常の中にあるというのが良いかもしれません。
これからは自販機に要注意です。

奈良公園の鹿4月の晴れた奈良公園は、行楽の賑わいで、外国人の観光客もいつになく多いように思う。
ヒノキ花粉の飛散も終了期に入っているらしく、これまでマスクが必需品の私には、とてもありがたい。
奈良県庁前広場(興福寺の北側)では、アースデイ奈良2009という文字通り地球に優しいイベントで賑わっていた。

この広場と、国道169号を挟んだ東側に奈良国立博物館があるが、最近この国道で鹿の飛び出しによる交通事故が増えている。この場所での事故は、昨年度26件で、それまでの5件、6件から一気に増えている。
少し前に東側(博物館側)の歩道が拡幅されたのに伴い側溝が塞がれ、柵も撤去されてしまったのが原因と言われる。

鹿は東の若草山辺りから県庁方面へ移動しながら草を食べ、国道を毎日約80頭の鹿が二回以上横断するとかで、私も今まで二回ほど急ブレーキを踏んだことがある。
奈良公園内全体では、年間100件以上の交通事故があるそうなので、皆さん奈良公園の周辺では鹿にも注意して運転してください。

ところで、奈良公園の鹿は天然記念物なのですが、車でひいてしまったら罰金や大きな罪になると勘違いされる方が多く、ほとんどの方が逃げてしまうそうです。でも故意でない限り、法的に罰せられることはないので、奈良の鹿愛護会とか連絡して助けてあげてほしいものです。
余談ですが、奈良公園に来て鹿に寄ってこられて困ったら、両手を広げて、何も持ってないということを見せると良いのだそうです。


奈良公園の鹿奈良公園の鹿

伝香寺日曜、初夏を思わせる暑いくらいの午後、お客様と打ち合わせを終え、やすらぎの道を北上中、左手に伝香寺の看板が見えたので思わず車を止めた。そういえば娘が先日白豪寺の五色椿を見てきたとの話を思い出し、急に椿の花を見たくなった。

奈良の三名椿(サンメイチン)の一つ、伝香寺の散り椿は、桜の花びらのように散る不思議な椿で、その潔さが若くして没した戦国時代の武将筒井順慶法印になぞらえて「武士椿(モノノフツバキ)」と言われる。伝香寺は、筒井家の総菩提寺である。

お寺の駐車場に車を止めて中門まで行くと、門が閉まっている。確か日曜日は開いているはず・・・
寺の方に聞くと、普段は開けておらず、椿が見頃の間と、寺の行事の時以外は閉まっているという。
境内に幼稚園があり、安全のためもあり普段は閉めているのだそうだ。
今年は2月の暖かい天候もあり早咲きし、3月末には見頃は終ったらしい。
残念がっている私を見かねてか、少しだけならと門を開けてくれた。

恐らく咲くと見事であろう三代目の樹齢50年と言われる樹はまだ少しだけ花を残していたが、花弁も傷みかけ写真を撮るには忍びなく、わずかに残る花と苔庭に落ちた散り椿だけ写真に収めた。
聞くと観光客の中には、椿の枝を折って持ち帰る人やお堂付近でタバコを吸う人がいたりで困っているとか・・・・そばに四代目椿もあるが、燃えたり枯れてしまうとそれで絶えてしまうので、他の場所でも数本預かってもらい万一に備えているという。
帰りに駐車場のスロープから見える三代目四代目を遠くに写した。

来年は必ず綺麗な椿を楽しみたいところです。その前に7月の地蔵会には、秘仏「はだか地蔵尊」の開帳を是非見てみたい。

【 奈良の三名椿 】
伝香寺散り椿(武士椿)、白豪寺五色椿(七福椿)、東大寺糊こぼし椿(良弁椿)


伝香寺伝香寺

タイトル通り恒例の「正倉院展」が始まった奈良ですが、今回の話は直接関係はありません。
紅葉の話は、奈良ではまだ早い気もしますが、もう札幌では紅葉が終わったようです。
奈良公園~飛火野は広葉樹が多く、南京ハゼやもみじが少しずつ赤く色づきはじめました。
見頃は11月中頃でしょうか、でも今年は少し早いように思います。

飛火野荒池

春日大社参道南の鷺池(サギイケ)に浮見堂がありますが、風がもう少しなければ「鏡池」が楽しめるところです。池の周りの木々が色づくと本当に綺麗で今から楽しみなところです。

浮見堂

この時期は、興福寺でも特別拝観の出来る催しがいろいろあり、日頃見ることが出来ない国宝をすぐ近くで見ることが出来ます。中でも興福寺北円堂は、建物そのものが国宝であり、興福寺の創建者といわれる藤原不比等の一周忌に長屋王によって建てられた八角円堂で、場所は興福寺の西の端ですが、実はこの位置こそ奈良の都が一望出来る一等地なんです。
またここには、我が国肖像彫刻の中で最高傑作といわれる運慶作の国宝「無著(むちゃく)・世親(せしん)菩薩をはじめ、四天王立像ほか運慶作の見事な9体の像を間近で見ることが出来ます。
特に無著菩薩像の慈悲深くそして気品高く堂々として立つ姿は、私の大好きな像の一つです。
今頃から紅葉の頃が一番の観光シーズンですが、今日は天候にも恵まれて観光の方や修学旅行生が特別多く感じました。実はもう一つ、今日は特別な日だったようです。

天皇来県

今日、遅めの昼食を済ませ大通りに出ると凄い人込み。お祭りでもないのに警察官の数も半端ではありません。おまけに沿道の人達はみんな日の丸の旗を持って西のほうを眺めています。
そのうち誰かが「あっ、見えた!」と叫んだかと思うと、白バイを先頭に菊のご紋の入った黒塗りのセンチュリーで、天皇陛下と皇后美智子様が手を振りながら近づいてくるではありませんか。
幾度となく見た光景(テレビで)ですが、こんなに間近で見たのは初めてで、緊張の一瞬を味わうことができた奈良の一日でした。

興福寺五重塔

10月に入ると、朝晩はとても冷え込んできました。日中は晴れると気温も25度くらいまで上がりますが、奈良はもう本格的な観光シーズンで、近頃外国の方や旅行者が一段と多くなったように感じます。

皆さんデジカメで奈良公園や興福寺五重塔を撮影しているのは普段と変わらない奈良の風景なんですが、最近の特徴は、皆さん本格的一眼レフのカメラ(デジカメ?)をお持ちなのに驚きます。そのせいか、何度もアングルを変えては撮り直して、お連れのモデル?も大変のようです。

それと、我々には見慣れたとある風景も彼らにはとても珍しく、凄い人だかりになるのが面白いですね。私達が旅行をしても地元の人から見るときっとそう映るのでしょう。
その一つを・・・・昔から亀は縁起のいい動物とされていますが、奈良の猿沢の池には、鹿と同じくらい人気?の亀がたくさんいて、「亀の餌」が一つ100円で売られています。可愛いのもいれば、なんかの拍子に転がって池に落ちたり、だらしなく足を伸ばして日向ぼっこしている姿ものんびりした気分にさせてくれる亀ウォッチングでした。

ところで、奈良の秋の風物詩「鹿の角きり」が、10月11日(土)~13日(月)の3日間行われます。4月頃から生え出した角が、この頃に完成するので、安全と文化財保護のために角きりが行われるそうです。
立派な角鹿が猛スピードで駆け抜ける姿も勢子(せこ)さんが懸命に捕獲するのも迫力満点、以前は素手で捕まえていたそうですから、凄いの一言に尽きます。
確か大人(中学生以上)1000円、子供(4才以上)300円・・・・
是非ご家族でお越しください。そして、帰りにマクロホーム奈良で美味しいコーヒーを飲んで頂けると嬉しいですね。

猿沢の池の亀猿沢の池の亀



【懸崖造り(けんがいづくり)】
京都清水寺の本堂で有名な造りですが、奈良の東大寺二月堂もまた美しく、ここから眺める大仏殿や興福寺五重塔、奈良市街の景色は私の好きな場所の一つです。
毎年3月のお水取り(修ニ会)でよく知られていますが、他の季節は修学旅行かツアーの観光客以外はあまり訪れません。当日も初老の外人夫婦がゆっくりと奈良の風情を楽しみながら階段を登っていました。
正式には、「観音堂」といい、元々旧暦の2月の行事で二月堂と呼ばれるようになったとか。
紅葉の季節も綺麗ですが、新緑の二月堂もしっかりした建築物らしく力強く感じられます。

二月堂二月堂

【修学旅行の定番、正倉院】
観光シーズンには平日でも多くの人が訪れる東大寺。しかし、少し北の外れに位置する正倉院は、案内もわかりにくく、静かな佇まいにまず驚きます。

ここは今は東大寺をはなれ宮内庁の管轄になり、背の高い生垣に囲われてすぐそばで見ることは出来ません。
校倉造りは有名ですが、写真向かって右が北倉、左が南倉、そして真ん中が中倉と言うそうですが、実は倉庫としては北と南だけで、真ん中の部分は北と南の倉庫を側だけ繋いだ部屋なんだそうです。近くでよく見ると、校倉造りになっているのが南北の部分だけだとわかります。

床の辺りに銅板で巻かれた梁のようなものが束の上に見えますが、ここに板を敷くと、なんと縁側(廊下)の出来上がり。昔は、ここに中の御物を時折出して干していたのかもしれません。

正倉院正倉院

先日、久しぶりに日本最初の世界文化遺産の「法隆寺」に行ってきました。
法隆寺は、飛鳥時代の姿をそのまま現在に伝える世界最古の木造建築物です。
当日は、GWということもあって、夢殿の中を見るだけで(暗くて何も見えないのですが)約50分長蛇の列を並んだほどでしたが、普段の朝か夕方なら隅々までゆっくり楽しむことが出来ます。
以前、訪れた時は修学旅行の中学生と一緒になりましたが、東大寺の大仏殿や興福寺辺りでは、大きな声で楽しそうにはしゃいでいるのに、ここでは静かにガイドの声に耳を傾けるような不思議な世界がここにはあるように感じます。
日頃、奈良公園興福寺の五重塔(50.8m)を見慣れているせいか、法隆寺の五重塔(31.5m)は、少し小さく感じますが、それでも日本最古の木造塔で、当時の匠の技やユーモラスな装飾も魅力です。
法隆寺で、一般の方があまりいかないのが、廻廊西側高台にある西円堂で、ここに2時間に一度鳴らされるいう鐘があり、今日はタイミング良く鐘の音を聴くことが出来ました。
「柿食へば 鐘が鳴るなり 法隆寺」とは、正岡子規の有名な句です。(子規が聞いたのは、勿論現在の新しい鐘ではないでしょうが、東大寺の鐘だったという説もあるそうです。)
他にも法隆寺の近くには、法輪寺、法起寺という同じく聖徳太子ゆかりのお寺があり、共に三重塔があるのですが、法起寺の三重塔の屋根は、法隆寺の五重塔の一、三、五層と同じ寸法で創られたそうです。
ここ斑鳩(いかるが)の里は、五重塔や三重塔が、畑や民家、それに山並みを背景にして古の姿を蘇らせてくれる別世界です。
是非一度お訪ねください。
法隆寺法隆寺法隆寺
法隆寺法隆寺法隆寺
法隆寺法隆寺法隆寺

興福寺
奈良市近鉄奈良駅から東にすぐのところ、何故か奈良公園の中にあるお寺で、奈良にお住まいの方も奈良県外の方も遠足や修学旅行等で近くの東大寺や春日大社と同様、一度は訪れたことがあるかもしれません。
藤原鎌足やその子藤原不比等ゆかりのお寺で、南都七大寺の一つですが、1998年12月に日本で9件目の世界遺産 『古都奈良の文化財』 として、春日大社、東大寺、薬師寺ほかとともに登録されました。
平日は外人さんの観光客が多く、眺める眼差しはとても真剣で、東洋日本の歴史を楽しんでくれているようです。

興福寺
興福寺を訪れたことのある人は、何故公園の中にお寺があるのか不思議に思ってことはありませんか。明治元年の神仏分離令までは、春日大社と一体の信仰が行われていたようです。その神仏分離令により、寺領は没収され、僧侶は春日大社の神職になり、境内の塀は取り壊され、樹木が植えられて、奈良公園の一部になってしまいました。一時は五重塔も売りに出されたことがあるそうです。
「信仰の動線」が欠落していると言われるのはこれをさしているんですね。

興福寺
やはり現在奈良公園のシンボルといえば興福寺五重塔です。高さ約50m、京都の東寺(約55m)についで2番目に高い。この五重塔と北隣りの東金堂は、600年ほど前の再建ですが、天平の純和様建築が取り入れられています。和様といっても飛鳥・奈良時代にかけての大陸系の建築様式ですが、日本で古くから行われてきたという意味のようです。
文学博士の故川勝政太郎先生曰く
「白雲を背景に空高くそびえる姿、池畔の松・柳の醸し出す自然の美しさ、その前に鏡のごとき猿沢の池は、悠久千年の古色をたたえつつ塔影を映している。」(私の学生時代の愛読書より)

興福寺
例えば、柱の上にあって軒などを支えるものを斗栱(ときょう)とか組み物といい、軒を長く(深く)するために二手先(ふたてさき)とか、三手先(みてさき)という斗栱(ときょう)がありますが、屋根の下まで行って軒裏を見上げると、屋根を支えている当時の匠の技術と建築美に感動するはずです。
写真は、興福寺東金堂の和様三手先斗栱(みてさきときょう)です。