『気密試験の報告書が届きました。』

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木津川市州見台の完成見学会において、気密測定を公開しました。

住宅の気密にご興味をお持ちの方には家の性能がわかる機会であり、公開実施されることも少ないと思いますので、とても貴重な体験をされたことと存じます。

今回はダイニングのドレーキップ窓に機械(送風機)に設置し、減圧法により気密性能試験を行いました。

(試験には室内を加圧する加圧法と、逆に室内を減圧する減圧法がありますが、外気温が低い場合でも温度補正を行う必要性が少ない減圧法を採用してもらっています。)

結果は、相当隙間面積(C値):0.2c㎡/㎡でした。

今回のお宅は、吹抜けやロフトが大きく、実質延床面積が、233㎡、おまけに引き違いの窓サッシが8ヶ所ありで、この数値はただ驚くばかりです。実は、現場担当者と大工方は、0.4の自信はあったそうです。

というのも、引き違いサッシ1ヶ所で、0.05くらい数値が上がると言われますから、それだけでも0.4になる訳です。

もっとわかりやすく言うと、家中の隙間を全部集めると、56c㎡・・・・これは7.5cm×7.5cmの大きさの隙間があるということです。

では、仮に気密レベルが、次世代省エネ基準のⅣ地区基準で良しとされていた5.0ですと、1,165c㎡になり、34cm×34cmくらいでも大丈夫という訳ですから、機械換気設備がなくても十分換気(漏気)される大きさといえます。

これでは、室内の温度管理が簡単に出来るはずもありません。これこそ、エネルギーの無駄遣いであり、本来の換気の目的である新鮮空気を取り入れて、汚染された室内空気を希釈し、衛生的に保つことは出来ないのは、もうおわかりだと思います。

気密の出来ていない家は、断熱材や工法がいくら優れていても、省エネとはほど遠い、また健康的な空気質とは言い難い環境の住宅でしかないことをしっかり学んで頂きたいと思います。

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よく高気密の住宅は息苦しいイメージがすると言う方がいらっしゃいますが、実際にはまったく逆とご理解ください。

例えば中気密の家(気密レベル2~5)があるとしたら、その家は隙間が適当に開いてて、家の外では大体風速4mくらいの風は吹いていますから、窓を開けなくても隙間風がどんどん入ってきます。

しかし、それで家の中の空気が入れ替わるかというと、澱んだ池と同じようにきれいになることは期待出来ません。

だから、窓を開けて長い時間空気を入れ替えなくては汚れた空気を排出することは出来ません。

では、高気密の家ではどうかというと、小さな換気扇が1台軽く廻っているだけで、必要な場所から必要な量の新鮮空気を取り入れることが出来て、汚れた空気は排気口から確実に出て行く訳ですから、外の風速に影響を受けることも少なく、常に健康的な空気環境の下で暮らすことが可能になるんです。

言い換えると、家の中に空気の流れの経路が出来ているということです。

そのお陰で、押入れの中が湿気ることもなく、嫌な匂いが残ることもなく、いつも新鮮空気の中にいる訳ですから、息苦しいはずはありません。

言葉では難しいかもしれませんが、図や資料をご覧になると簡単にご理解頂けますので、是非、私に少しだけお時間をください。お待ちしています。